種デス３１話「明けない夜」感想
このところこれ書いてばかりのような気もしますが。
シン・ステラ・アスラン・議長が大好き！！という方は回避なさってください。
特にこんなとこに来ないとは思いますが、シン好きさんは回れ右。
最近、アバンタイトルが「前回のあらすじ」になってます。やはり制作スケジュールが相当苦しいんでしょう。
それを見ながらやっぱりシンのしてることは軍人としてどうよ…と思ってしまいます。
本編。
ミネルバに戻ってきたシン。マッドがすごく怒ってます。格納庫は彼の管轄？
しかしアカデミーで軍規を叩き込まれたはずの彼が、銃殺と解っているのによく戻って来れたものです。
まあ敵兵逃がすのを支援したレイを放って逃げ出すわけにはいきませんから、その辺ちょっとは気を使ったのかもしれません。
単に罪の意識がないだけかもしれませんが。
悠々とラダーで降りたところを捕縛、タリアの前に連行されました。
艦長室で尋問。
しかしまあふてぶてしいこと。
「死にそうだった」治療法が判らないんだから何も出来なかったんですが。
「それを誰も気にしない」だから何？ステラは味方に大損害を与えた敵兵だし。シンだって捕らえたのが思い入れのないオクレ兄さんだったら気にしなかったでしょ？
はいここで先週の放送を思い出してみましょう。
シンがアスランに言った言葉。
「悪いのは全部地球軍なんだ。あんただって、それと戦うためにザフト軍に戻ってきたんでしょ。だったらもっと、しっかりしてくださいよ」
その言葉、君にそっくり返そう。
シンはレイのいる営倉へ放り込まれました。
独房多いですね。ここでなんか柵に注目してしまいました。
よくある上下に鉄棒が立っているものではなく、横に渡した鉄棒に筋交いを組み合わせた形であるのに感心。あー、縦棒のみだとてこを使ってなんとかできるかもしれませんからね。
でもあの、頑張れば台形の一番下から抜けられそうな気がするんですが。多分東大寺の柱の穴より広いし。
赤で丸つけたところなんて特にいけそうです。
あ、そうか、ここは営倉。いわば反省室です(実際の軍隊では留置場みたいなもんですが)。
あえて逃げ出せそうな隙を作って、それでも逃げ出さないところが男の意地とロマンなのです。
本当は営倉の意味ありませんが、ザフトは規律がゆるゆるなのでＯＫ。ザフトの中でもミネルバはさらにゆるゆるなのでノープロブレムです。
アスランはなんかミッション中。
どうした、セイバー達磨にされて暇だからＭＧＳでもやってたの？通信でメイリン呼び出して「セーブしない」を繰り返したらキレられるよ？(←ネタがわからん人すみません)
しびれ団子を撒きつつ(ゲームが違う)どうにか営倉区画に忍び込んだアスラン。
で、アスランはなんでわざわざキレやすい子にケンカ売りに行くの？
そしてもう「アスラン呼び捨て」は決定事項ですか？
すごく違和感があるんですが。
ていうかアスランよ、そろそろレイの声がクルーゼに似てることに気づけ。名前呼ばれてるのに…。
ハイネー、やっぱ敬称は大事ですよ。
で、この辺のシンの戯言はもうだめだめ。
ネオのことをそんなに信頼できるやつだと思ってるのか。
大人は笑いながら嘘を吐きますよ？
例えネオが「あったかくてやさしいせかい」(この世にそんなモンあるのかは別にして)にステラを置いたとしても、さらに上から命令が来ればそれに従うしかないんですが…。
んでレイ。
どうしちゃったんだ本当に。
「終わったことは終わったことで」って…君を含むあなた達は軍人で、ここは学級会じゃないんですが。
「ただ祈って明日を待つ」＝「ギルを信じて明日のお許しを待つ」ってことでいいんでしょうか。
ここでギルがシンのデータを見てる意味深なシーン。
モニターに被るようにチェスの駒(ポーンと…ナイト？)。
さて、話題のステラはシベリアに搬送されておりました。
オクレ兄さんの言葉が冷たい。
全員が防寒のためのもさもさ付きのコートを着てるのに、ネオだけがフードを被ってないのに目を留める。
まあねこにゃん仮面にもさもさは変ですが、あの仮面を伝わって冷気が頭部に届くのではないかとちょっと心配です。仮面内部に断熱材が敷き詰めてあるのだと信じましょう。
ジブリールとの通信を思い出しながらネオのサービスシーン(別に嬉しくないですが。一体視聴者のどの層がターゲットだ)。
って、軍服直に着てるの？体操服みたいなアンダーは？あるあるで先週ノーパン健康法でもやってたのか。
もうＯＰで大公開してるんだから顔見せてくれてもいいと思います。
で、表情が見えないかとコマ送りしてて身体の傷に注目。
目立つ傷は顔と肩、腹。
…やっぱネオ＝ムウですか？
顔は不明ですが、肩はメンデルでクルーゼに撃たれたもの、腹はストライクがドラグーンにやられてコンソールの破片が腹に刺さった時のもの。
はい、こっから本編。
海上に浮上したアークエンジェル。
かくまってくれてるスカンジナビアへ向かうようです。
ミリアリアはまだ「天使湯」を知らなかったのか。
キラは展望室で吹雪の海を眺めてました。
トリィ久しぶり！！最近登場してなかったので心配してました。
このシーンのマリューさんが「近所の綺麗なお姉さん」という感じで素敵。
頭くしゃっとするのがうらやましい。
アスランはキラたちの行為を否定するだけして逃げ出しましたが、キラはアスランに言われたことも可能性としてあれから考えたのでしょう。
「僕達が間違ってるんですか？本当にアスランの言うとおり、議長は『いい人』で、ラクスが狙われたことも何かの間違いで、僕達のやってることの方がなんか馬鹿げた、間違ったことだとしたら…」
キラも、信じたいのかもしれません。全ては何かの間違いで、本当は世界は優しいのだと。
「でも、大切な誰かを守ろうとすることは、決して馬鹿げたことでも間違ったことでもないと思うわ」
「世界のことは、確かにわからないけど…でもね、大切な人がいるから、世界も愛せるんじゃないかって、私は思うの。きっとみんなそうなのよ。だから頑張るの。戦うんでしょう？」
「ただ、ちょっとやり方が…というか、思うことが違っちゃうこともあるわ。その誰かがいてこその世界なのにね」
「アスラン君もきっと…守りたいと思った気持ちは一緒のはずよ。だから、余計難しいんだと思うけど。いつかきっと…また、手を取り合える時が来るわ。あなたたちは」
「だから諦めないで。あなたはあなたで頑張って…ね！」
ああもう、アークエンジェルはいいなあ。ミネルバにはない絆が感じられます。
一連の会話のバックに流れた映像は
・独房のシンとレイ。
・ステラの最適化終了。
・前作の「不可能を可能に…」なムウ。
身を挺して庇われたことはマリューの中に傷を残したようです。
ここでキラがはっとして俯きますが、以前ネオを感じたことを思い出したのでしょうか。
・アスラン、食堂で項垂れ。
「また俺だけ同じメニューか…」
ミネルバでのいじめはまだ続いております。
・カガリ様握手会。サインは写真集を買った人だけ整理券をお渡しします。
シベリアではステラにデストロイが渡されました。
すごいパイロットスーツ。刺さる刺さる！！
デストロイのＯＳの文字。
Ｇigantic 巨大な
Ｕnilateral 一方的
Ｎumerous 多数の
Ｄominating 制圧する
Ａｍmunition 攻撃手段
ちょっと無理があります。別に「ガンダム」でなくても…。
修理が進むミネルバに司令部からご沙汰が。
ステラは移送中に死んだことにして、シンのやったことは全て不問。
甘やかしすぎです議長。
で、このシーンで議長がチェスボードのポーンを動かしてたんですが、全ては想定内で、何もかも議長の思い通りになってるってことでしょうか。
シンはそのことも知らず増長。
「司令部にも、俺のことわかってくれる人がいるみたいです」
彼は真実を知ったとき、どういう顔をするのでしょう。
ていうか誰かシンを殴ってやれ。
下手なヤツがやれば反撃＆逆恨みされそうだから彼が頭が上がらない人…。
えーとえーと、ラクス様は面識ないし、タリアは舐められてるし…。
マユか議長くらいしかいない…＿|￣|○
でもね、いくらお咎めなしとはいえ、警備兵殴ったことは謝っといたほうがいいと思うよ。
そのころ、デストロイは名前の通り破壊の限りを尽くしていました。
「死ぬのは嫌」だけど自分達以外の誰かが死ぬのはＯＫですか、そうですか。
飛んでる姿がＵＦＯキャッチャーのアームにぶら下がった人形のように見えるのも、ビームでなぎ払う姿がナウシカの巨神兵に見えるのも秘密です。
もしかしてドラグーン使ってる？適性あったのか。
軍人・民間人問わずの大虐殺（これはもう戦争ではありません。戦争と言うのは利益がないと割に合いませんから）の報はアークエンジェルにも届きます。
ちょうどブリッジに入ってきたマリューさんの「あの時はホント慌てたわよ」って、何の話題だったのかちょっと気になります。
シンは自分の引き起こしたことより、ステラがああなることの方が重要なんだろうなあ。
あー。
