32話「ステラ」感想

いつものことながらご注意。
シン・ステラが好きな人にきつい表現があります。
というよりもはや全面否定。
好きな方は回避願います。

アンチシンになりそうです。いや、もうなってる?
アバンタイトル
このアニメにしては珍しく回想ではありませんでした。
デストロイの攻撃を受けるベルリン。ここはザフト寄りの都市…なんですよね。
ザフトの兵士達も懸命に応戦しますが、強固なバリアと圧倒的な火力になすすべもなく。
多分もういない母を呼び、この世の地獄をさまよう子供。


ジブリールは「どうです、圧倒的じゃないですか。デストロイは?」と得意げでしたが、あーた、ナチュラルまで殺してますよ。つーか民間人はほとんどナチュラルでしょ?
ザフト寄りの都市を焼き払うよりも、まずカーペンタリアなどの基地を叩いておいたほうが良くないですか?
各都市の駐留軍は増援の可能性をなくし、孤立してから一つずつ潰してゆくことにして。


今回の「粛清」は連合にとってあまりよくない結果を招くと思うのですが。同盟の中でも、もともと中立でやむなく同盟に加入した地域(スカンジナビアとか)は、反発するのではないでしょうか。
第一反抗したからといって皆殺しにしていたのではドラえもんの「独裁スイッチ」(だっけ?)みたいになりますよ?死んだらもう気持ちを変えることも出来ないんだから。
ロゴスの爺ズも「さすがにやりすぎ」といった感想。
ジブリール訳わかんなくなってます。
ここまでコーディ(とそれに味方するもの)を憎むのにはなにか訳があるのか?
アズラエルのように腕捻られただけとは思えません。知りたくもないですが。


さてさて、今日は冒頭からエンジン全開。やって来ましたフリーダム。
闇を貫き夜明けを教える蒼き翼。
結局オペ席から追い払われたカガリはトールの席ですか…。虎が死んだらマジでいわくつきになりそうです。……死ぬ?


しかしデストロイでかいです。設定では普通のMSの倍くらいじゃなかったかしら。
キラのビーム斬りはらいにドッキドキ。
フリーダムが強敵だと教えられたステラはボタンをぽち。
このシーンで「ああ…」「これは…」「モビルスーツ!」と言うメンバーに天才操舵士ノイマンが入っていたのに注目。虎がいれば彼が言ったんでしょうが。
ボタンの効果で何が起こるかと思いきやMS形体に移行しただけでした。でもサイズが大きいと慣性もあるし、素早さが落ちないですか?


フリーダムにつっかかるカオスとウィンダム(ネオ機)。アークエンジェルも援護しようとゴッドフリートを放ちますが、デストロイのバリアに弾かれます。
ここでカガリが余計なことを。
「私も出る!これではキラが!」
いやいやお姫様。キラを思ってくれるのはキラ好きにとって非常に嬉しいですが、はっきり言って足手まとい。
見ててそう突っ込みましたがさすがにデストロイに突っ込んだりせずベルリン住民をフォローしてただけだったのに一安心。
ブリッジの会話を聞いてたかのように通信を入れてきた(「カガリ様、私らも出撃を」って聞いてなきゃ言えないでしょ)アマギの後ろには今回出撃した3人(イケダ・ゴウ・イシザワ?)以外にもう2人ほどパイロットがいましたが、一応エース以外は歯が立たないと見て出なかったようですね。馬場がいれば出てたんだろうなあ。
彼らオーブパイロットたちも「うわやめてしぬ」といった結果にはなりませんでした。
でもやっぱりカガリは出さないほうがいいと思いますよ。うっかり死んじゃったらどうするんだ。


所変わってプラント最高評議会。一時撤退すべきとの大方の意見をはねのけ、議長は「だが退がってどうする。退がって解決するのかね」しかし頼みのミネルバも現在出られる機体はインパルスのみ。戦力が落ちていることを言われても「だがやらねばならんのだ!!」といけいけドンドン。
あれ?なんか国防委員長と立場入れ替わってません?


ロケットパンチ(偽)の複数のビームをさらりとかわすフリーダムにドッキドキ。
そしてカオスが再びつっかかり。
モビルスーツの性能で強さが決まるわけじゃねえ」
兄さん兄さん。フリーダムは2年前の型落ち。あなたのカオスは最新型ですのよ。それとも自分を貶めてるの?
そしてこのセリフが後になってさらに効いて来るのをこの時の視聴者は知らないのであった…(笑)



鬱陶しいカオスをあしらっているとオーブのエースたちが援護にやって来ました。
「キラ様」呼び固定キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!
ああもう君ら死んだらあかんよ。
犬ぽぷ。はキラに優しい人たちを応援します。
彼らがキラ・カガリアスランが並んでるところに呼びかけるところを見たい。
「キラ様」「カガリ様」……「ディノ」?


そしてミネルバはやっとベルリンに到着。
待機中のシンたちにも状況が伝わり…っておいアスラン
フリーダムがデストロイと交戦中と聞いて「キラ……」って言っちゃあかんでしょ。
口滑らしすぎ。ルナも「おいおいばらしてるよ」と言いたげです。
で、シン。アスランを鼻で笑ってるよ。あーあ。
ここでのレイが意味深な表情。ラスボス?



キラがネオ機を見て「あのウィンダム…なんで?」と思ってますが、ムウであることに気付いたと思っていいんですか?
インパルスがここで登場。
デストロイのコックピットを狙って斬り付けました。
しかしネオの「あれに乗っているのはステラ」というせりふを聞いて戦意喪失。


ネオはフリーダムにクナイを投げつけ、シールドを爆砕。
キラの損害は今回これだけですが、34話で盾を持っていないのが影響するんでしょうか。
で、ネオ回収。
ウィンダムが落下して、ネオがコックピットから爆発の影響がない位置まで投げ出され、仮面がとれて無傷で転がる。
ここまで計算の上ならばすごいぜキラ様。
実際狙ったっぽいのが恐ろしいですが。
回収をわざわざルージュじゃなくマリューに頼むところがまた…。
やっぱり気付いてる?



そして…モビルスーツの性能で強さが決まるわけじゃねえ」ことを身をもって証明したオクレ兄さん

(画像はイメージです)
まさかムラサメにやられるとは…。デストロイの無差別攻撃に巻き込まれるもんだとばかり…。
というかムラサメ強くなってる?もしやキラがOS調整とか?もしくはユウナに従うか理念に従うか、の差か。迷いがなくなれば強いね。
で、結局兄さんのブロックワードはなんだったの?

ネオが死んだと思い込んだステラはますます暴走。はた迷惑な存在に成り果てます。
 
インパルスはデストロイを止めようとするフリーダムに攻撃をしかけます。
タリアが「敵を間違えるな」って言ってたじゃん。



「なんにも知らないくせに…あれは、あれは!!」
って、そりゃ知らんわ。
普通はザフトと連合のパイロットの関係なんて知らないでしょ。キラとアスランが親友だと、みんなが知らなかったように。
ましてやキラは、躊躇いなくデストロイのコックピットを攻撃するインパルスを見てるし。
止めたかったのなら「あれには知り合いが乗ってて、説得するからちょっと待って」と言えばよかった。
そうすればキラも援護してくれたでしょう。



シリアスなシーンのはずですが、
「ステラ、ステラ!俺だ、シンだよ!!」
「いや〜〜〜!!!!!」
のシーンに笑いました。「死んだよ」とブロックワードに反応したみたいで。



シンの呼びかけに気付いたステラ。
そして唐突な幽体離脱
…なんか引いた。
なにやってんの君ら。


しかし一度止まったステラは再び暴走。
今度は後方のアークエンジェルミネルバに狙いを定めます。
至近距離にいるインパルスも巻き込まれる位置です。
止むを得ずキラがビーム発射口を破壊。
仕方なかったとはいえ、キラの心を考えると悲しい。



どうやったのかシンはステラの身体をコックピットから引きずり出して悲劇のヒーロー気取ってます。
あのー、ごめん。ぜんぜんぐっと来ない。
シンがそこまで悲しむ理由がわからない。
このシーンが例えば、キラ=ステラ、アスラン=シンだったらぼろ泣きですよ?キラとアスランは幼馴染で、親友だったんですから。
でも、シンとステラにそこまでの絆があったようには見えません。
これは脚本が悪いのかな?


で、泣いてないでミネルバに持ち込めやと思ってました。
泣いて手握ってるより助かる可能性があるかもしれないじゃないですか。
泣いて叫んで、それでフリーダムを憎むのってどうよ。
ステラがシン自身と同じような境遇の子どもを作り出したのは気にしないのか。
一番悪いのは連合ではありますが、その責任が自分にもあることはあっちへポイか。
「ネオと約束した」からって、エクステンデッドなんてものを創り出した連合がステラを再び利用しないと信じていたのなら、シンの脳みそはすさまじくおめでたいですね。


今までそんな描写全くなかったのに、急に「シン…好き…」って言われてもな…。
最後のシンの叫びのシーン、背景が…なにこれ、漫画の効果線?


もうシンは、だめかもしれん。