カミングアウト大会の開催

その様子を遠巻きに見るアスラン
わざわざ挑発しに行くシン。馬鹿だ。ことキラに関する限りアスランは黙って戯言を聞いてる人じゃないよ?
「仇を取りましたよ。あなたのもね」
あちゃー、逆鱗に触れた。
しかし憎たらしい顔だなシン。
ここでふと思う。もしデストロイを討ったのがミネルバだったら、シンも同じことしてたんじゃないのかな。他人の立場で考えるってできないのか?
レイがクルーゼのことを思い出してましたが、恨んでたのか…。懐いてたみたいだしな。
シンの胸倉を掴むアスラン。もっと怒れ。いい加減このクソガキは修正して欲しいと思ってたんだ。
「なにするんですか!」
「キラは…お前を殺そうとはしていなかった!!いつだってあいつは…そんなこと!!それをお前は…何が仇だ!!」
むしろシンはキラの仇です。シンの理屈だとアスランがシンを殺してもいいんですよね。
よし。殺れ。
「何わけのわかんないこと言ってんです。やめてくださいよ」
「あいつを討てたのがそんなに嬉しいか、得意か!なぜあいつが…」
「嬉しかったら悪いんですか?強敵をやっと倒せて、喜んじゃいけないんですか。じゃあどうしろって言うんです。泣いて悲しめってんですか。祈れってんですか」
「それとも、俺が討たれりゃよかったとでも言いたいんですか!あんたは!!」
アスラン、多分心の底で頷いてます。その想いを拳に籠めて、グーパンチ。
「シン!!」
吹っ飛ばされたシンはセコンドのレイが冷静にキャッチ。「ひるむな、行って来い」とばかりに送り出され、反撃…しようとしたところをヨウランとレイにとめられます。
レイ送り出してたじゃん。
アスランはまだ殴り足りない様子。そりゃそうだよなあ。キラだもんなあ。
「やめてください、アスラン
ここでレイが出てきました。どっちが上官なんだかわかりゃしない。
どうも彼の行動は計算されてる気がするんですよね。観察してるような。
クルーゼ隊長(若)の声にはっとして止まるアスラン。そろそろ気づけよ。
アスラン。シンの態度に問題のあったことは認めますが、いかに上官といえど、今の叱責は理不尽と私も思います。アークエンジェルとフリーダムを討てというのは、本国からの命令です。シンはそれを見事に果たした。賞賛されても、叱責されることではありません」
「うるさい!!あいつに…討たれなきゃならない訳などない!!」
「はあぁ〜?」
「キラもアークエンジェルも…敵じゃないんだ!」
あの、アスラン?名前ばらしすぎ。
えーと、これでクルーゼ、議長、タリア、レイ、シン、ルナマリアに続き整備士たちにまでフリーダムのパイロットの名前ばらしちゃいました。もういいや。
「なに言ってんですか、あれは…」
「敵です。あちらの思惑は知りませんが、本国がそうと定めたのなら、敵です」
「レイ!」
「我々はザフトですから。」
目を見開くアスラン。脳裏に浮かぶのは2年前のホワイトシンフォニーでのラクスの姿。
アスランは何のために戦うのか。
キラの血で買った勲章のため?それとも父の命令のため?
あの時問いかけられた言葉を、今まで忘れていた。キラは負けないと、死なないと、どこかで信じていたから。
何より大切なものを失くして、ようやく気付いた。かつて行こうとした道に、今また進みかけていることを。
あの時、あんなに後悔したはずなのに。
奇跡は、もう起こらないかも知れないのに。
実際はぴんぴんしてるんですけどね〜(笑)
「何が敵であるかそうでないかなど、陣営によって違います。人によっても違う。相対的なものです。ご存知でしょう?そこに絶対はない。我々はザフトであり、議長と最高評議会に従うものなのですから。それが定めた敵は敵です」
「お前…」
「あなたの言っていることは、個人的な感傷だ。…正直、困ります」
これで話は終わり。
しかし、このシーン、後で効いてくる気がします。
シンが「敵」を討ったことで直接怒りの感情を向けられるのって、これが初めてだと思うんです。トダカの家族だったりするともっと効果的なのかもしれないけど。
誰かを討つってことは、かつての自分と同じ人間を増やしてるってことだと早く気づいてほしい。
敵を殺すことが悪いことだとは言わない。
でもわざわざ挑発しに行くことはないだろうが。



場所は宇宙へ移って、ザフトの軍事ステーション。
つかつか歩くイザークディアッカ。久々のセリフです。
彼らがエンジェルダウン作戦のことを知ったら、どういう反応をするのでしょうか。


ザフト兵が軽口を叩く中、世界各地では民間人が蜂起し、「積極的に軍を動かすことはない」と議長の白々しい言葉が流れる中、ロゴスのメンバーを襲いだしました。流れてるのは前作のコーディ虐殺ですが。
でも、民間人がほいほい武器弾薬を手に入れられるもんでしょうか。実は議長が手配してるんじゃないの?



アークエンジェルの医務室。
ミリィとカガリが入ってくると、キラがうめきながら身体を起こすところでした。
ミリィのカメラがすごく気になるんですが…。ラクスに「キラ観察日記」でも書くよう依頼されたのか、あとで某フェイスに高値で売るのか(笑)両方?
扉には警備兵。そうだよな。キラ様が寝てるのにエロ大佐と二人きりにしとけないわな。
キラの傷はそうひどくはなくてよかった、とカガリ
それにしてもキラ軽傷すぎ。
多分そんなに重傷ではないだろうなとは思っていたのですが。
そりゃまあ意識が戻らなくてみんなが声をかけても反応がなくて宇宙でラクスがキラのピンチに気付いて意識を飛ばして「キラ…目覚めるのです、キラ!!」なんて呼びかけてついでにフレイも出てきて「まだこっちに来ちゃ駄目よ、キラ…。あなたにはまだやることがあるんでしょ。充分に生きて、こっちに来てもいいって神様が言ってくれるまで待っててあげるから」とか言われちゃってああもうフレイルートとラクスルート分岐点どこだったっけと考えてたら最終的にはアスランとの出会いからセイバー達磨までのアスランメモリアルが「あんなに一緒だったのに〜アスラン・ザラfeeling」とともに流れてそりゃ普段のアスランだろいつ僕がアスラン(;´Д`)ハァハァになったよっつーかBLルートまであるのかよみたいな話も萌えるっちゃー萌え や め た
ともかくあれだ。
スーパーコーディすげえ!!
でもキラは浮かない顔。
「でも、フリーダムを…あれを堕とされちゃったら、僕は…」
ぶっちゃけ、キラなら能力を充分に発揮できないムラサメでもルージュでも、乗ったら鬼強だと思いますが、フリーダムはただのMSではない。
ラクスに託された力。彼女との繋がりなのでしょう。アスランのエンゲージバードに対抗するエンゲージMS?


食事中のネオ(先割れスプーン一本で食べるのって難しそう)と話してるとマリューが入ってきました。
みんながキラを心配するのっていいなあ。もっとして、もっと。
あーんするカガリがいい!
なんか私の好きだったカガリに戻ってきてます。砂漠編の「よしよし」までは大好きだったんですよ。
これが崩れるんならアスランが戻ってくるのは考え物かもな…。


ムウ・ラ・フラガってのは、あんたのなんなんだ」とマリューに問うネオ。
あんたが言うな、あんたが。
「…戦友よ…かけがえのない。…でも、もういないわ」
マリューさーん(泣)
こうなったらもうディアッカに来て貰うしかないか。
ディアッカ「おい思い出せよおっさん!」
ネオ「ッ!俺はおっさんじゃない!!…なんだ?この感じ…前にも、こんな……ッ!あ、頭が…!!」
ディアッカ「お、おい、大丈夫かおっさんっ」
マリュー「ム…いえ、ネオさん!」
ネオ「ネオ…?いや、違うね。俺はムウ…。愛しい女を守りたい、不可能を可能にする男、ムウ・ラ・フラガさ!!」



さて、アークエンジェルを見失った(ことにした?)ミネルバジブラルタル基地に入港。
辺りの全軍が集結しているらしく、アーサーが子供のようにはしゃいでます。
そんな中タリアは浮かない顔。
指揮官講習の教官が言った言葉「剣を取らせるには、なによりその大義が重要である」
大義」の意味は「国家・君主に対する忠誠」。
フェイスの語源ともなっているその忠誠を、アスランは議長のもとに見出せなくなっていることに気付いているのでしょう。
そりゃあんな大勢の前でカミングアウトされちゃあね…。
ですが、「大義」にはもう一つ意味があります。
「人間として踏みはずしてはならない、最も大事な道」。
アスラン、議長に「間違っていたら正してくれ」って言われたことを思い出せ。
そのフェイスバッジを引きちぎって地面に叩きつけろ!!赤青騎士のように!!


地球に「タイミングよく」降りてきた議長。顔が中ボスになっちゃってるよ(苦笑)
アスランとシンに新しい機体、レジェンドとデスティニーを授けました。
前ぐらい閉めろシン。
二人の態度が正反対。
子供のようにっつーか子供らしく目を輝かせるシンと、後ずさり議長に対する不信感を募らせるアスラン
そうだよな、「ミネルバアークエンジェルのようになれば」とか「ラクスが戻ってきてくれれば」とか言ってたのは議長だもんな。


さてさて、次回は…脱走だ!!(爆笑)