50話「最後の力」感想

長らく放置してしまいすみませんです。今日からは種デスの放送はないんだなあ。かみちゅ(私の中ではカレイドスター級の名作。犬和尚萌え。)も終わってしまったし。かみちゅはDVD買ってるけど種デスは13巻しか予約してません。それも今後の情報によっては取り消すかも。

さて、泣いても笑っても最終話。張り切っていきましょう…('A`) ←言ったそばから
しっかし今回のタイトル、49話と入れ替えた方がよかったんじゃないでしょうか。レイ目立ちすぎ。


さすが最終回、アバンの内容が(比較的)濃いです。段々薄くなるのが悲しいですが。
着々と進むレクイエムの発射シークエンス。ミーアザクまで出撃しなければならないほどザフトの財政は圧迫されているのか。
  キラ様に狙い撃ちされるぜ?
このままではオーブが撃たれてしまう。キラはインジャスとアークエンジェルを本体破壊へ向かわせ、自分はエターナルと共にメサイアを制圧することに。
考えてみればここにいるみんな(除エターナル)はオーブ宇宙軍に編入されたんでした。つまりは一番偉いキラ様に従うってことで。このシーン、なんでドラグーン展開しただけでみんなビックリしてんだと思ったら、先に行けって言葉に驚いてたのね。

しかしエターナルは足は速いですが防御力は低い。いくらキラ様&ストフリと言えど、守りながらの戦いは不利…。しかしラクス様も覚悟を決めています。オーブは運命に対抗するための最後の砦。失われては全て終わり。人類は運命と言う名の牢獄に囚われ、与えられた日々をただ生きるだけの生物になってしまう。


さて、前作では死ぬ死ぬと騒がれていた(私に)男前、イザーク。思わず飛び出してしまいましたがどうするのかとディアッカ兄さんに問われ、言っちゃいました。
「エターナルを援護する!」
「はあ?」(ごもっとも)
ザフトの艦だ、あれは!!」
そりゃ無理があるよイザーク…。エターナルはそのザフトと戦ってるんですが。
まあなんにせよ、ディアッカはもうザフトには戻れないな。イザークは新政権次第ではなんとかなるかも知れないが。無理?


離脱したインジャスとアークエンジェルを追おうとするレジェンド。しかしストフリがそれを阻みます。ストフリ羽化。これもぷくたんの思いつきか。
レイはシンにアスランを追わせ、キラに復讐を遂げるつもり。前作主人公との対決という主役の特権を奪い取りました('A`) 。また言われるままに追いかける馬鹿('A`)
向かってくるレジェンドに√キュピーンするキラ。クルーゼの感覚と同じものを感じます。

  やっぱNTなのだろうか。


あー、OP萎えるなああああああ。最終回位なくしてよ。もしくはラストにイグナイテッド流してよ。EDの使いまわしにも閉口。もういいや続き続き。


RPGでよくある「ここは俺たちに任せて先に行け!」パターンで進んだ赤いのと金色のと足つき。アカツキストフリのドラグーンバンクでグフたちを堕とすのになんか腹が立ちます。結局アークエンジェルローエングリンを今作1発も撃たなかったような。ゴッドフリートばっかり。
ソガは前回のネオジェネシスを回避できてたんですね。

そこへミネルバとインパルスが。
アスランの回想病が伝染し、今までのアスランメモリアルや49話のメイリンが駆け巡ります。アスランの場合ただの回想ですが、ルナの場合走馬灯になる可能性が高いので注意が必要です。

回想の結果むきーっとなったルナマリアが食い下がり、いらっと来たアスランはキラ直伝のケンカキックをお見舞、サーベルを握った右腕を斬り飛ばしました。
それでも怯まずイーゲルシュテルン(多分)を撃つルナマリア。しかしパイロットはルナマリアですからもちろん当たるわけがありません。
彼女の外し具合にはCEでも苦労させられています。まだクリアしてません。ローエングリンゲートで止まってます。
それに当たってもPS装甲だからENが4減るだけだもんね〜(CEネタ)
ゲームネタはこれくらいにしておいて、インジャスが右脚をぶった切ったところで元主役シンが登場。これが本当の馬鹿ップルか。
ただでさえ命中率が悪いルナにフォースで出撃させたのがそもそもの間違いだと思うよ。ブラスト使わせりゃいいのに。
ここでCMの「あんたって人はああああ!!!!」が炸裂。ついでに種も割ってインジャスを月面に向かって押し進めます。



その頃、キラは覚えのある感覚に困惑気味。
「誰だ!誰なんだ…君は!?」(ヤンマーニヤンマーニ)
そんなキラにレイは自分はラウ・ル・クルーゼであると名乗りました。
彼の言葉に目を瞠るキラ。

「人の夢、人の未来、その素晴らしき結果、キラ・ヤマト!!ならばお前も、今度こそ消えなくてはならない!!俺たちと一緒に…生まれ変わるこの世界のために!!!」
レイがなぜクルーゼであると名乗ったのか。それはクルーゼが死んだとき、議長に「君もラウだ、それが君の運命なんだよ」と言われたから。レイはクルーゼのクローンではなく、アル・ダ・フラガのそれ。つまりは遺伝子的にはムウの父。年下のパパか…。
同じ遺伝子を持ちながら、ラウは全てを呪い、消し去ろうとした。レイは全てを壊し、新たに組み立てなおそうとした。
レイは気付くべきだった。すでにラウとは違う存在であることに。

人から生まれ落ちなかった、人であって人でなき者。お前は生まれてきてはいけなかった。お前の足の下には数多のきょうだいたちの命がある。
前作のメンデル直後のキラならレイの言葉に屈していたかもしれない。しかし今のキラ様は強い。自分が何者であっても愛してくれる人がいるから。そして自分も人を愛しているから。
「命は、なんにだって一つだ!だからその命は君だ!!彼じゃない!!」
未だ亡霊に囚われたままの相手に向けて言い放ち、レジェンドのドラグーンを破壊、過去に負けることなくレイに打ち勝ちました。素敵です。
そんな嬉しいことに比べたら戦闘の途中でフリーダムがストフリに憑依合体したことなんて小さいことです。キラのことが心配でフリーダムがちょっとだけ戻ってきてくれたと思えばOKです。フリキラフリキラ。




混乱し続けるシンにアスラン「もうお前も過去に囚われたまま戦うのは止めろ!」と叫びます。ずっとキラキラ言い続け、ミネルバの中心でキラを叫び、命令を果たした部下をぶん殴った人にだけは言われたくないセリフです。
案の定説得失敗。
まあ過去から解放されたら今のシンには何もないしなあ。脳卒中寸前のシンは手のひらビームでインジャスに飛び掛りました。割って入ったインパルスもフリーダムに見える始末。この子確か主人公だよね…?


その主人公のはずの人は「この…馬鹿野郎!!」と視聴者の総意を代弁してくれたアスラン(種割れ)に二刀流で斬りかかられ、とっさにした白羽取りはキラ様ほど器用でなかったため失敗。
両腕を失くして放ったキックもインジャスの脛ビームで脚をずんばらりん。ルナ殺しにならなかっただけラッキーだったな。
そのまま月面に叩きつけられるデスティニー(主役機)。
作品タイトルにもなった機体、これにて戦闘終了。


さて、馬鹿ップルに足止めを食らっている間に先へ進んだアークエンジェルアカツキ。執拗に狙ってくるミネルバと最後の対決です。
撃ち合いながら背中合わせにすれ違う2隻。しかしアークエンジェルには天才操舵士ノイマンがいるのです(操舵関係ないけど)。上方へ向けて強力な攻撃手段を持たない(宇宙艦においてそんな話ありえないんだけど)ミネルバアークエンジェルのバリアントをただ受けるほかありません。
おまけに追いついてきたインジャスのファトゥム01にスラスターをぶち抜かれ航行不能。すごい強度だ。ストフリより性質悪いぜ。


ミネルバが月面に不時着した頃、レクイエムの発射準備がほぼ整いました。議長はネオジェネシスで邪魔なオーブ軍を灼き払い、オーブ本国を狙うつもり。
しかーし、イザーク(いい男)が情報漏洩、天才操舵士(略)の働きもあり、被害は回避が間に合わなかった(もっと早く通達しといてやれよ…)ザフト戦艦2隻、あと130m級?もうなりふり構わなくなった議長のやり方にタリアは愕然と彼の名を呟くのみ。
議長に命を救われたはずのイザーク(男前)とディアッカも驚きを隠せない。
気絶していたレイは目を覚まし、ギルの元へ。


インジャスとアカツキはレクイエムのバリアをすり抜け内部へ侵入。アスランは若さに任せて強引に入り込むタイプ、ムウ(もうムウでいいや)は大人のテクニックでするりと…って何書いてんだ私。
とにかくドラグーンとファトゥムでぶっ壊しましたー。



月面で気を失ったシン。裸で浮いてたらステラが来てわけわからんことを言って帰りました。一緒に連れて行ってくれ!!
レクイエムが爆発する中、バイザーにサロンパスを貼り付けて目を覚ますとルナマリアの膝枕。
なのに呟いたのは他の女の名前。うわひでえ。普通なら修羅場になるぞ。
ところでシンのサロンパスは割れたバイザーの空気漏れを塞ぐためなんでしょうが、ハッチ開く時は大丈夫だったんですかね。



キラ様とラクス様は最後の仕上げとばかりにミーティアメサイアを破壊して行きます。
シンはルナマリアを殺しそうになったことかレクイエムが壊されてザフトが負けたからかなんか知らんけど号泣。
泣きたいのはこっちだ!!



戦闘不能ミネルバアークエンジェルは止めを刺しに来るような艦ではないのでとりあえず安心です。
タリアはアーサーにクルーを託し、議長のところへ。勝手に託されたクルーの不安は計り知れません。アビーにしといたほうが…。



メサイアの司令室。なぜか議長は無傷。
そこにキラ様がやって来ました。アスランはいません。あらすじ大はずれです。レクイエムも撃たれてないし。
銃を向け合うキラと議長。議長、わざわざ椅子を後ろ向きにしてキラを待ってたんでしょうか。誰も来なかったらちょっと恥ずかしいですね。

うまいことストフリ&エターナルの攻撃を避けてメサイアに辿り着いたレイは司令室へ急ぎます。この時の彼はまだギルを守るために行動してます。
タリアは…ギルが狂った原因が自分にあると気付いたのでしょうか。


「君がこんなところまで来るとは正直思っていなかったよ」
銃を議長に向けるキラ。
「なるほど。だが本当にいいのかな、それで」
議長もキラに銃口を向ける。
「やめたまえ。やっとここまで来たのに。そんなことをしたら世界はまた元の混迷の闇に逆戻りだ…私の言っている事は本当だよ」
「そうなのかもしれません。でも、僕たちはそうならない道を選ぶことも出来るんだ。それが許される世界なら」
「ふむ、だが誰も選ばない。人は忘れ、そして繰り返す。もう二度とこんなことはしないと、こんな世界にはしないと、いったい誰が言えるんだね。誰にも言えはしないさ。無論君にも、彼女にも、やはり何も解りはしないのだからな」
レイの到着を見て勝利を確信しほくそえむ議長。ぐだぐだ喋ってさっさと撃たなかったのが議長の敗因です。
「でも、僕たちはそれを知っている。解っていけることも、変わっていけることも。だから明日が欲しいんだ。どんなに苦しくても、変わらない世界は嫌なんだ!」
キラの言葉に目を瞠るレイ。
「傲慢だね。さすがは最高のコーディネイターだ」
「傲慢なのは貴方だ。僕はただの…一人の人間だ!どこもみんなと変わらない…ラクスも!でも、だから貴方を撃たなきゃならないんだ!それを知っているから!!」
キラが【最高のコーディネイター】という単語に動じず、自分は一人の人間だと言い切ったのは嬉しい。強くなったなあ。
でもな。
キラ様はやっぱり特別やねん。ヴェルタースオリジナルをあげたいくらい。だってこんな可愛く強く賢く美しく優しく天然で泣き虫(2年前)で儚げな男の子おらんて!!ユーレンとカリダママンとアスランGJ!!!

「だが君の言う世界と私の示す世界、皆が望むのはどちらだろうね。今ここで私を撃って再び混迷する世界を、君はどうする」
「覚悟はある。僕は、戦う」
もしかしたら、人の世界から戦いが無くなることはないかもしれない。それでも、その自由があるのならば人は変わる事が出来る。手を取り合って共に歩むと誓い合うことが出来るかもしれない。そのためならば、自分は剣を取って戦うことを躊躇わない。キラの色々な葛藤や決意が凝縮された一言でした。
ママン、天使がいるよ…?
そして室内に響く、一発の銃声。


  撃たれたかと思った


撃たれたのは議長。撃ったのは、レイ。
レイはそのまま泣き崩れました。
見ていることしか出来なかったタリアが駆け寄り議長を抱くと彼は目を開け、笑った。
「やあ、タリア…撃ったのは、君か」
撃ったのがレイであることを告げると、レイの嗚咽が激しくなった。
「ギル!…ごめんな…さい…でも…彼の…明日は…!!」
「ああ…そうか…」
なぜか嬉しそうに笑う議長。ラウの分身で、自分の言いなりだったはずのレイが自分の判断で為したことが嬉しかったのでしょうか。運命は人の手で変えられることをレイが証明してしまった皮肉を哂ったのでしょうか。


そうしている間にメサイアの崩壊が激しくなり、そろそろ脱出しないと危険です。その時一際大きな爆発が起こり、司令室が揺れました。
キラはなぜか知っていたタリアに呼びかけますが、タリアはキラに銃を向け、キラだけ逃げるように言いました。
でもキラの性格上、そう言われたからといって人を見捨てて行けません。それを見破ったのかタリアはキラに頼みごとをします。
ラミアス艦長に、伝えて…子供がいるの、男の子よ。いつか会ってやってねって」
もうこの人の意志は変えられない、そう悟ったキラは司令室をあとにしました。
ここがなあ、惜しい!!もっと尺があったら多分レイにも声をかけるシーンが入ったと思うんですよ。
キラからレイに「一緒に行こう」と言って欲しかった。外の世界を、未来を見ようと手を差し伸べて欲しかった。
レイにはもう時間が残されていない。それに、今外に出て短い命を終えるよりここで「ギル」の側にいたほうがいいとキラの誘いを断るだろうことは予想できます。
でも、同じ「人の欲望の果て」同士、なにか、なにかが欲しかった!エンディング削って描写してよう!!!



キラが去ると、議長はまた目を開けました。結構しぶといです。
「すまないね…タリア…でも…嬉しいよ」
「しょうのない人ね、でも本当、仕方がないわこれが運命だったということじゃないの、貴方と私の」
「ふ…やめてくれ」←あんた運命好きちゃうんか。
(無視)「レイ、いらっしゃい」
レイを呼んで座らせ、彼を抱きしめるタリア。
レイは見たこともない母を感じ静かに涙を流し、擬似家族3人は炎の中に消えました。
タリアもなあ。子供残して心中しちゃだめでしょ。


そしてこれだ。
  前主人公機  現主人公機

シンが可哀想になってきたよ…。
そしてこの尻切れっぷり。小説に期待します…。