38話「新しき旗」感想

シン好きさん・ルナマリア好きさんは回避してください。
カガリ単体・アスカガ好きさんもご遠慮くださいませ。

なんか1話飛んでもそんなに遅れた感がないのが嬉しくも悲しい種デスクオリティ。
そしてEDにより本編の内容が主にロゴス対ザフトの部分を中心に吹っ飛びました。



えーと、ロゴスが逃げ込んだヘブンズベースを攻めるんですね?議長自ら。
近代戦(未来ですが)でトップが戦場に出てきてもいいことなんてあまりないんですがね。
むしろ現場が混乱しますし。
なんか地球軍を応援したくなってきちゃうのはなぜでしょう。


ジブリールたちロゴスの会話の「我らを討ったとて、ただ奴らが取って代わるだけじゃわ」というセリフ。これ結構重要なのでは…。


そして別のロゴスの「正義の味方や神のような人間など、いるはずもない」というセリフにあいや待った、ちょーっと待ったァ!!

ここにいますが、何か?



ミネルバ
おさがりでインパルスをもらったルナ。
妹を殺した(ことになっている)シンに対する複雑な感情を「命令だったから」「アスランに裏切られた」「アスランはオーブに行ったから駄目になった」と、必死で捻じ曲げ、ロゴスに対する憎しみに変換しているように見えます。
えーと、アスランもロゴスに操られてたことになってるんですか?
でもさあルナ。25話でキラとアスランの会話を聞いたのに、変だとは思わないのか。
「撃ちたくない、オーブを撃たせたくない」って言ったキラの言葉を聞いたんじゃないの?
偽者の「ラクス・クライン」の存在を知り、本物のラクスが襲われたのを知ったんじゃないの?
それともアスランたちが「盗聴を知ってて演技してた」ことになってる?
オーブとロゴスがセイラン家つながりだからオーブにいる間にアスランの思想が変わったといいたいのか。
まあ連合と同盟は結びましたが、それだけでオーブ=ロゴスってのは飛躍しすぎでは。


「負けないから…だから、シンも」のシーン、なんかフレイ化してる?
「シンはロゴスと戦って戦って戦って死ぬの、でないと許さない…」みたいな。
ステラのときもそうでしたが唐突にくっつけられても引くんですよね。前作のアスカガもそうですが。
これまでに積み重ねたものがないから、薄っぺらく感じます。
「大丈夫…インパルスは絶対、俺が守るから」
いやいや、守ってどうするんだよ。


テレビ放送をベッドの上で膝を抱えつつ聞くミーア。
「絶対テレビ脇の兵士にパンツ見えてるな…」と一瞬思うも、あれレオタードでしたね。セラムンみたいな。


海中ではアークエンジェルの補修作業が進んでいます。
医務室で眠り続けるメイリンアスラン
カガリが見てる間は見事な狸寝入りをかますアスラン


降伏勧告(ですよね?)に回答もないまま、ザフトに向けて攻撃を開始するヘブンズベース。
あれ、タリアが艦長席にいない…って、アーサー!?
ミネルバ、だめかも…。
メイリンがいなくなったのでMS発進のオペレートは別人。アーサーがするのかと思ってたのでちょっぴり残念。


ヘブンズベースからはデストロイが5機(いくつもの街を焼き払ったMSが5機も…すごいな)発進。
そのうちの1機はオクレ兄さんが搭乗。どうやって脱出したんだ。



さあて、祭りの始まりです。
アスランを見守るキラ。
呻きつつ、気が付いたアスラン。呼びかけるキラ。
ぼんやりとにじむ視界がクリアになり見えた顔は、失ったと思ったかの人のもので。
鋼鉄の天使が貫かれる、あの凍りついた瞬間が胸をよぎり、再び目の前が歪む。熱いものが目じりから伝い落ち、髪を濡らすのを感じた。
目をしばたいてもう一度見ても、彼は変わらずそこにいた。
「キラ……」
もしかして、幻ではないか。それとも自分は死んで、キラが迎えに来てくれたのか。
黙って見ているとキラがどこかへ行ってしまうような気がして、触って確かめようと身を起こそうとすると、激痛が全身を襲い息が詰まった。
「っ!ぐっ…ぅ……」
「だめだよ、動かないで」
キラの姿をした人は、やさしく自分をベッドに戻してくれる。
「お前…死んだ…」
そうだ。キラはあの時、自分の部下の手にかかり死んだはずだ。あのやさしい幼馴染は、もういない。
だから、キラがここにいるということは、自分も死んだはず――。
キラは心の内を読んだように微笑み、言った。
「大丈夫だよ、アスラン。君、ちゃんと生きてるって」
その昔と少しも変わらぬ口調を聞き、アスランはやっと彼の言葉を信じた。
そうして安心すると、急激に眠気が襲ってきた。どうやらグフを堕とされた時に負傷したらしいから、身体が休息を求めているのだろう。
だが、眠ることに恐れはなかった。
ああ、キラは生きている。ちゃんと生きて、ここにいるのだ。


リウ先生風に書こうとしましたが、難しいですね〜。
しかしどこの同人アニメですか。
これが公式なんだから怖いなあ(苦笑)
しかし、アスランの気持ちもわからんでもない。

目が覚めてこんな美人が目の前にいたら天使と思うよなあ普通。(断言)


さて、戦闘は激化。
デストロイの猛攻に加え、連合の対空掃討砲、ニーベルングが上空から攻め込もうとしたザクを消滅させました。またグロ描写か…。
なんかプチジェネシスちっく。でも上しか狙えないの?


それを見ていられなくなったシンたちが出撃。
インパルスで頑張るルナを見て、黒い笑みを浮かべるレイ。
どうやらルナはレイの「お役立ちリスト」に載れたようです。
ステラを思い出して切れたシンがデストロイをぶった切ってましたが、そのパイロットもステラと同じく、「無理矢理戦わされてる」(←実際は「ステラはせんそうが好き」だったんですけどねー)可能性があるって考えないの?
ステラでないならいいのか、あーあー、そうでしたね。
そしてオクレ兄さんがやられた…。
ファントムペイン、壊滅。
ジブリールはロゴスメンバー達を残し、ひとり(猫を連れて・笑)逃げ出し、オーブへ。


さて、アークエンジェルの医務室にはカガリとキサカがやってきました。
キラはすかさずカガリに椅子を譲り、それに当然のように腰掛けたカガリは泣き出します。
まあねー、戦争を止めるためにオーブ特使としてプラントに行ったはずなのに連絡一つよこさずにザフトに戻っちゃって会いに来たと思ったら弟の心の傷をえぐったあげく「オーブに戻って連合をなんとかしろ」と言いたいことだけ言って逃げ出し、再び会った戦場で達磨になったあげく(←それはアスランのせいでは…)、突然女連れで意識不明になって運び込まれたなんてわけわからんよなぁ。泣きたくもなるよ。


んでカガリが質問。
「でも…どうしてこんなことに…」
うん、視聴者も知りたい。
「守り…たか…た…カガリ…キラも…だから…力…」
答えになってません。
アスラン!!」
そこんとこ突っ込もうと声を上げるカガリ
しかし知らん振りで話し続けるアスラン聞けよ人の話。
「議長…それを…知って…でも…彼…は…」
あー、なんだ。
アスランはもうちょっとだけ我慢してれば、キラたちと離れ離れにならなくて済んだんじゃないかという気持ちになってきました。
力が欲しいなら欲しいって言えばよかったのに。
ラクス様はアスランなら戦わせるのを躊躇わなかったと思うよ?
どうせセイバーに乗って出来たことなんてなかったんだから大人しくムラサメにでも乗ってインフィニットジャスティスができあがるのを待ってれば良かったんだ。
まあ、「もしも」はないですがね〜。
なんだかかわいそうになってきたのかキラが遮ります。
このままほっといたら泣き出しそうですし。
アスランもういい。今は喋らないで」
「彼は…人を…」
「いいから。少し眠って」
えー、もっと喋りたぁいと言いたげにキラを見るアスラン
「僕達はまた話せる。いつでも」
仕方なく目を閉じるアスラン
3秒後。
ぐー。
あ、寝た。のび太並み(笑)



戦いはザフトの勝利で終わりました。
でも、ジブリールがまだ残っている。今度は彼を追うのでしょう。
まあそんなことより今はストフリの活躍が待ち遠しい!!
キララク再会がどんなんかわくわくする!!
次回も正座して視聴します。