第3話「新星は東雲の空に煌く…前編」

はい、なんとか生きてま〜す。
というわけで早速溜まった分を消化消化っ。


折りたたみま〜す。



あちこちに血の海が広がり、黒焦げの死体が転がる悪夢のような街。
動くものは何一つ存在しない地獄を血まみれの防護服を着た男が一人、何かから逃れるようにただひたすら歩く。
時は「今」から10年前、彼はヘルズゲートが突如現れた場所を調査に来た隊の一員だった。
しかし何らかの理由で隊員は散り散りになり。そして極限状態の中、男は「花」を見つけた。妖しく光り輝くそれに見蕩れる男の目前で種が、弾けた。




時間は「今」に戻る。
夜明けの東京。まだ完全には目覚めていない街を観測霊が駆け巡る。
洗濯物を干し、朝食を作る李。シュウマイに鶏唐揚の甘酢あんかけなど、朝からなかなかヘビー。
食事中の彼の元に猫<マオ>が訪ねて来るのを大家(夫)が目撃するが、もちろん猫にしか見えない。
出かけようとした李が見たものは、門前を掃除していた大家(妻)に捕獲された猫<マオ>の姿だった。
仲間を救助せずに(笑)そのまま「バイト」に行く李。途中タバコ屋でゴールデンバットを購入。店番の銀<イン>から腕時計を受け取る。
駅のホームで参観日のプリントを眺める少女。手首には包帯(←もちろん伏線)。
直後、入って来た電車が巻き起こした風にプリントが攫われる。空に舞い上がる紙を追って伸ばされる手。そして少女の瞳から、光が消えた。

李の洗濯物、靴下やシャツはあったけどパンツがなかった。くっそう、警戒してんのか!?
いつ何時アクションシーンが入るかわからないエージェントとしてはやっぱボクサータイプだよね、ね!!
李の料理の腕前は相当なもんだね。夕食の残り物(彼は残り物なんて出さなそうだが)ではなく一から作るなんてどこの衛宮士郎ですか。
黒<ヘイ>の猫かぶりはトリプルSランクだわ。猫<マオ>はいいなごみ要員(笑)。
今回のヒロイン包帯少女の手首、最初はリストカットかと思ってたよ。



下町の工場の事務所でタイムカードを押す李。
そこへ工場長が来て離れにいる田原相談役に届いた郵便物を持っていくように頼む。
昔は学者で、外国で何かの研究をしていたという彼はヘルズゲートの第一次調査隊の唯一人の生き残り。あの時あそこで何が起きていたのかを知る数少ない人間である田原が持つ情報が、今回のターゲットである。
離れで「花」に水をやる田原。そこにやって来た李がさりげなく腕時計をすり替える。先程銀<イン>に渡されたのは田原の使っているものとそっくり同じ腕時計だったのだ。
同じ頃、金髪無精髭とドレッドヘアーの二人組がホテルにチェックインした。ロビーでそれを盗み見る黄<ホァン>。
部屋に入ると第一話の黒<ヘイ>と同様に部屋の各所を確認する金髪男ケネスはマイヤー&ヒルトン社という企業の社員で、それを眺めるドレッド男ルーコは契約者。彼の対価は「雑誌のページに折り目をつける」こと。
彼らもまた、田原の情報を求めてこの街にやって来たのだ。

契約者って差別の対象なのね。人間は自分達とは違うものを排除したがる生き物だからなあ。
ルーコの能力は衝撃波?どっちにしろ図書館では能力を使ってもらいたくないね。対価が迷惑。わざわざ折り目つける用の雑誌を持参してるのがいい。



先程ホームにいた少女は空き地でうつろな目のまましゃがみこみ、焔を見つめている。
が、突然意識が戻りあわてて火を叩き消したが通りかかった人に発見され、学校に通報された。
彼女の名は柏木舞。田原の離婚した妻(故人)に引き取られた一人娘で、舞の母親が亡くなったため再び田原の保護下に置かれている。
放火の疑いをかけられた彼女を迎えに来た田原に対して冷たい態度を取る舞。
運転手として学校に来ていた李は腕時計に仕込んだ盗聴器によって校長室での会話を聞いていた。
気がついたら目の前でゴミが燃えていたという話に何かを考えている李。
帰りの車中で意識がなくなり始めた時期を真剣に問いただす田原に何も答えず、舞は車を降りて友人と消えた。

「早く工場に戻れ」って…無茶言うな。
舞の友達はいい娘たちだね。



友人の誘いを断って家に帰ってきた舞。たとえ叱るためであっても、誰かが待っている家に帰りたかった舞がドアを開けると、いつもと変わらない闇と冷えた空気が広がっていた。
こんな時にも帰ってこない田原に対して怒りとも悲しみともつかない激情がこみ上げた舞は夜の街へ飛び出した。
街をさまよう舞に近づく李。彼女の信頼を得た李は包帯の下の「秘密」を明かされる。
手首に芥子粒のような大きさで微かに光るのはランセルノプト放射光。契約者が能力を発揮する際に放つ光。

ところで、鍵を閉めた様子がないのだが、田原家はオートロックかい?
李はたらしだね。それも天然の。あの涙を拭く仕草は相当やり慣れてると見た。
普通目を閉じさせたら「ちっす」だろうが!!天然はこれだから困る!!(えー)
遊園地の電源はどうやって入れたのだろう。どうも放電を使えるっぽいけど、ただ電流流しただけじゃ壊れるし。



人気のない街を歩く李と舞。
二人の前にケネスが雇ったチンピラが現れ、李と離れ離れになって逃げる舞。
彼女は追い詰められ、そして。ニセモノの空に新たな星が、生まれた。

チャイニーズマフィア?が銃を横向きに構えてた。あれってかっこいいけど薬莢が詰まりやすいからプロはやらんよ。
それから超至近距離か腕によほど自信があるならともかく、当てるつもりなら両手で構えなさい。二人の内一人はちゃんと両手持ちだったから基本を知らんわけじゃなさそうだし。自信家なのか。そうか。
舞が覚醒すると同時に田原の「花」が枯れたけど、契約者は「花」で増えるものなのかね。
しかし霧原の水着のダサさはどうにかならんものか。あのリボンはいただけんよチミィ。