第5話「災厄の紅き夢は東欧に消えて…前編」

今日は地元のお祭りでした。市の無形民俗文化財に指定されたらしいので村(かつてのね)の人たちも張り切ってました。
でも御神輿の担ぎ手ってほとんどバイトだったのね。どうりで顔知らない人ばかりだと。てっきり里帰り組だと思ったら……。時代ですねえ。


ところで、毎回細かい粗筋書いてますが、需要あるんでしょうか?
今後は感想(青字の部分)のみでいい?
とりあえず今週までの分は折りたたんでみました。




霧の深い街。閉店後のバーの店内で、白いスーツを着た男とマフィアの一味(ボスと子分二人)が何かの取引をしている。
マフィアの子分がタバコを吸おうとするとその害を訥々と語る男はスミス(偽名)。どうやらマフィアが「ブツ」を握り、スミス(仮)が金を出す立場のようだ。
子分1(仮)は馬鹿にしたように哂うと構わず火を点けようとするが、ボスに止められしぶしぶタバコをしまう。
スミス(仮)が持参した鞄を開けると札束がぎっしり。しかもそれは前金で、「ブツ」が本物だと確認できればさらに倍額を払うとのこと。
現生を見て、「ブツ」が高く売れると踏んだボスは欲を出した。スミス(仮)を金を置いたまま追い出そうとした一味。
子分1(仮)はいやらしい笑みを浮かべ見せ付けるようにタバコに火を点け煙をスミス(仮)に吹きかける。
普通なら1対3の不利な状況で抵抗など考えないだろう。しかしスミス(仮)は口元に笑みを浮かべ子分1(仮)の手を握った。
スミス(仮)の身体から青い光―ランセルノプト放射光―が湧き出す。次の瞬間、子分1(仮)の腕があっさりと肘からもげた。
彼は直接触れた液体を凍らせる能力(多分)を持つ契約者だったのだ。続いて子分2(仮)も倒したスミス(仮)はボスに目をやる。子分を見捨てて店から飛び出すボス。笑いながら見送るスミス(仮)。
しかし行く手には褐色の肌の女と金髪の少年が待ち構えていた。女が瞳を紅く輝かせ手を振ると風が渦を巻き、大気中の水の塊がぶつけられたボスはびしょ濡れになり、スミス(仮)に脚を凍らされた。
命乞いをし「ブツ」の居場所を吐かされたボスは案の定そのまま全身凍ってジ・エンド。
場所を移したスミス(仮)は取り出したタバコに火を点け吸うが、顔色が悪くなり盛大に咽る。彼の対価は「喫煙」なのだがタバコが嫌いなのは本気のようだ。女の対価は「飲酒」。彼女はアルコール好きなのでこの対価は苦ではない様子。

「スミス」って思いくそ偽名やなあ。多分ファーストネームは「ジョン」でしょ。
井上和彦ヴォイスは反則だ。エロいエロい。外見的には「BLOOD+」のソロモンに見えて仕方がない。
私はタバコを吸うのも側で吸われるのも大嫌いなので彼の言葉には大賛成。しかしこの対価はいやだな。



安っぽいホテル。ベッドで赤毛の女が眠っている。彼女は通称<ハヴォック>。第三次南米紛争(通称「天国戦争」)において任意の場所に真空を創り出す能力により数百から数千の人間を殺した「史上最低最悪の契約者」。現在は能力を失った「喪失者」となった彼女は東京に移送され、国連主導の研究機関「パンドラ」に送られることになった。
スミス(仮)らのコードネームは男が「<ノーベンバー11(イレブン)>、女が<エイプリル>、少年が<ジュライ>。彼らは英国情報局秘密情報部、MI6に所属する契約者(<ジュライ>はドール)なのだ。

黒<ヘイ>たちの「組織」のコードネームは「色」だからいいけど、MI6は12月分しかないのか。人員増やせないじゃん。
ところで、黒<ヘイ>の対価はまだ明かされてないけど、「食べること」なのかねえ。OPのフラフラになって倒れる黒<ヘイ>がお腹がすいて倒れたんだったら笑えるんだけど。
新しく生まれる契約者もあれば能力を失う人もいるのね。契約者である間は捜査対象で、能力を失えば研究対象。4話で田原が言っていたのはこういうことだったのか。
「喪失者」は症例が少ないから「ヘルズゲート」の中に連れて行って反応を見る実験らしい。
<ノーベンバー11>ことジャック・サイモンの言葉によると南米にも5年前まで「ヘルズゲート」が存在したらしい。ゲートが消失したのと<ハヴォック>が「喪失者」になったのが同時期ということは、能力をもたらした場所のゲートがなくなれば能力も消える?



車二台に分乗して移動する霧原たち公安チームとMI6。ジャックと<エイプリル>の通話から何らかの組織が<ハヴォック>を狙っていると知った霧原たちは組織がCIAだと目星をつけ、外交ルートから警告を与えるよう手配した。
しかし移送ヘリに乗せられていたのは<ハヴォック>ではなかった。本物は霧原の車のトランクに押し込められていたのだ。
とにかく「パンドラ」本部に向かうことにした霧原たち。踏切で二台の車が離れ離れになった時、車の前に飛び出す影。
<ハヴォック>が呟く。「黒の死神だ」。

<ジュライ>はガラスを媒介にして情報を得ている?
トランク詰めは苦しいなあ。「公安を信用していなかったのではなく、どのあたりの情報が筒抜けになるのか知りたかった」と語るジャック。うわお。
Bパート5分でやっと主人公登場。よかった、出ないかと思った。種デスなんか(一応)主人公のシンの出番が3秒、とかあったからなあ。ま、あの作品は「主人公はシンだけど主役はキラ様」だったからねっ(笑)



車から降りて黒<ヘイ>へ向かって歩き出す<ノーベンバー11>。<エイプリル>は雨を降らせて援護。濡れた黒<ヘイ>に対して能力を使うが、黒<ヘイ>は近くの公園に退避。追う<ノーベンバー11>。
車に乗ったまま待機するの霧原たちに黄<ホァン>が催眠ガスを噴射し、まんまと<ハヴォック>を連れ去った。

こういう連携使う契約者は初めてだね。黒<ヘイ>のとっさの状況判断能力は相当なもの。というか、黄<ホァン>の装備からすると、MI6の能力すべてわかってて厄介なのを引き離したのか。
でも霧原たちが<ノーベンバー11>を置いてとっとと発車してたらどうなってたのかしら(笑)



とあるラブホテルで「組織」と連絡を取る黄<ホァン>。「組織」は<ハヴォック>を「ゲート」に近づけたくないようで、明朝引き渡すことが決定した。
二人が<ハヴォック>がいるはずの部屋に入ると銀<イン>がベッドに座ってるだけで、他には誰もいない。黒<ヘイ>が連れ出したらしい。
<ハヴォック>を<カーマイン>と呼ぶ黒<ヘイ>。任務中にしては珍しく声を荒げて問い詰める黒<ヘイ>。「あの時あそこで何があった。妹は…白<パイ>はどこにいる!?」

<ハヴォック>を「バケモノ」と言い切る黄<ホァン>に目を向けず、「バケモノ、ね…」と呟く猫<マオ>。この人らの間には信頼とか絆とかないんやろか。
黒<ヘイ>は一話一殺というか、一話一たらしという決まりでもあるのだろうか。
黒<ヘイ>の妹、白<パイ>か…。次回はちょっとだけ過去に触れるのかね。あのC.C.(仮)とは別人のようだけど。