キラ様の乗馬……どこで馬なんか飼ってたんだろう。

もうひと月以上前になりますが、9月15日から二泊三日でハウステンボスに行ってきました。



以下、ハウステンボス(HTB)大好き!って方はお読みにならないほうがよろしいかと。

あと、食べ物の話題が多いです。気にするな、他に見るべきところがなかったんだ。




まず第一印象として、(三連休の初日のテーマパークにしては)「人がいない」。
テーマパークで初めて「360°ぐるっと見回しても無人」状態を体験しました。時間帯によってはゴーストタウンだよ。


あ、もしこれから行く予定の方は靴は絶対に履き慣れたものを選んでください。
できたら運動靴がよいですね。ヒールの高いブーツやパンプスはかなり疲れます。ま、結婚式に招待された、とかなら仕方ないですけども。
まず入国(インパークのこと)するために駅から結構な距離を歩かねばなりません。子供づれや年寄りにはキツイ。
付近に乱立する「JRウォークラリー」ののぼりがどうにも景観を損ねています。比べるのもばかばかしいですがTDRではありえない。雰囲気台無しです。



オランダがテーマということで、ディック・ブルーナのショップ「ナインチェ」(本場のミッフィーの呼び名)があります。
ここには三日間通いつめました。
丁度開園15周年ということで記念グッズがざくざく。
カップとボールペンは自分用に、石鹸と入浴剤は職場の女性陣のために。



「悟空」でなにか食べるなら皿うどんはやめといたほうがいいです。なにかひと味足りない。麺が細すぎる。
あと皿うどんは麺のパリパリ感が命だと思うので、あんは別皿にするかもうちょい少なめのほうがいいんじゃないでしょうか(ここに書いてもどうにもならんが)。
連れが食べたちゃんぽんはなかなかおいしかったようです。
セットの角煮まんは文句なしに美味い。「ソースかポン酢をつけて……」と言われたけど何もつけなくても十分味がついてます。ぷるぷるです。


で、園内には運河がぐるりと通っていて、そこを周回する舟に乗ることもできるのですが、クラゲが気持わりいいいいいいいいいい!!!!!!!!
5〜25センチの茶色いクラゲがびっっっっっっしりたゆたっている光景は一生忘れないでしょう。
船内の客がほぼ全員「ひいいいいいいいいやああああああああああ」と声上げましたもん。


夕食は最近新設された「ハーバーカフェテリア」にて。麻婆豆腐が食べたかったんですが、炒飯が売り切れ(実際は発売休止の様子)だったのでカツカレーコンビ(1500円也)。
おお、美味いよ。カツはサクサク、ルーも味がよい。
連れが食べたハンバーグもインスタントっぽくなくて良し。ハンバーグがメインのファミレスの味って言えばいいかしら。


我々が行った期間は土・日・祝に「巨大パエリア」とやらをつくるということだったのですが、15日は大雨のため中止。16日に食べることができました。
ちゃんと海老やイカムール貝などが入っていてなかなかグー。念願の麻婆豆腐(ピリ辛です)もこの日に。牛すじカレーはこういう場所にしては具沢山。
席数も多いので食事場所に迷ったらここが無難です。



2日目はオルゴールやシーボルト、磁器、カロヨン、ギヤマンなどのミュージアム系とKiraraやマジックミラーメイズなどのアトラクションに行き倒しました。
なんせ人がいないもんで、Kirara以外はほとんど行列なし。
期待せずに観ましたが、kiraraはいいですよ。うっかり泣きそうになりました。
気が遠くなりそうなほどの奇跡の積み重ねの結果、わたしたちはここにいるんだね。
連れなんて「月くん」グッズをうっかり買いそうになったくらい。さすがに「冷静になれ」と止めましたけど。



夕方に、もんのすごい雨(店員さんたちはもう慣れっこのようでした)が降りましたが、夜には上がって花火もちゃんと部屋から見られました。
今回宿泊はホテルアムステルダム
予約時に特に希望は出さなかったんですが海側(部屋は海側と園内側があります)に入れてもらえました。港丸見えよ。
ホテルにしては珍しく風呂・洗面所とトイレが別々。これは嬉しいですね。
冷蔵庫はいまどきのホテルっぽく空っぽで、自分で自由に中身を持ち込む形式なので、重いのがちょっとの間我慢できる人なら駅で買い込んだほうがお得です。
入国しちゃうと500mlペットボトルがもれなく200円。
ホテル内各フロア(大抵エレベーターホール)には自販機がありますが、園内と同額かと思いきや、なんと250円。TDRよりすげえ。
旅行会社によっては園内のショップ(一部)で使えるクーポン(我々の場合、園内5店舗で10%引き×5枚)がもらえることもあるのでそれを利用する手もありますね。



タンテアニーのカースケイク(チーズケーキ)はかなり美味しいです。
スフレはいまいち。もっとしっとりしたほうが好みです。ふわふわしたのが好きな人はこれでいいんでしょうけど。
フレッシュカースケイクはノーマルに比べるとやや甘め。と言っても甘いものがそんなに好きではない男性でもOKなレベルです。
タルトカースケイクもなかなかですが、おすすめはショコラカースケイク。いけます。
でも土産はチーズサンドクッキー。切り分けられるとはいえ、チーズケーキ30人分も買ってられるか。


朝食は2日目、3日目ともホテルのブッフェ。リヨン風ポテトがものすごく美味しい。
主食はシリアル、白米、中華粥、パン各種と一通り揃っていますが、トースト(自分でトースターにセットして好みの焼き加減でどうぞ)はあってもバターロールはないのが不思議。
丸パン系はあまり美味しくない。
クロワッサンとアーモンドペーストの入ったデニッシュ系は美味しいですよ。


今回の旅の目的の大部分であるチョコレートハウスにて。
ここに「チョコレートの滝」がありますが、滝と聞いて想像してると実物を見たとき「ちっさ!!」と驚きます。幅1mもありません。
ここのチョコレートはおすすめです。
ティラミスチョコレートはアーモンドにティラミス味のチョコをかけたもので、クリームチョコレートはミルクチョコをティラミス味のチョコでくるんだものです。
ティラミスっぽいのは前者ですが、どちらも美味い。
缶入りと袋入りがどちらも630円、袋入りのほうがぎっしり入ってます。


あと、アイスもいいですよ。
ルクアイス(そんなに濃くない、多分ラクトアイスかアイスミルク)を客の目の前で溶かしチョコに浸してアーモンドダイスをまぶしかけてくれます。
ハーゲンダッツアイスバーほど甘くないので後味すっきりでした。
これ、どうも人が食べてるのを見たらつられるタイプのお菓子のようで、我々が食べ始めたら行列ができました(といっても3人ほど)。



長崎といえばカステラを連想しますが、園内では文明堂、松翁軒、HTBオリジナルの「千年の森」の三種類を確認。
文明堂は普及しすぎて各地のデパートで買えちゃいます。無難ではありますけど。
地元民一押しの松翁軒のチョコ味カステラ「チョコラーテ」は試食がなかったので一箱買ってホテルでむしゃむしゃ。重いけどなかなかです。開けたてよりも一日経ったものの方が美味しい気がします。
親戚への土産は「千年の森」にしました。比較的安いし、味も悪くなかったのですよ。


3日目の昼食は「どんなんやねん」と気になっていた「トルコライス」(なんでトルコなのだろうか)。
「テーマパークで販売されている郷土料理」にしてはなかなかのレベル。ナポリタン(付け合せ)なんて久々に食べたわ。


で、最後の最後に博多行きのハウステンボス号が停電で34分遅れ、新幹線に乗れませんでした。
次の便にずらそうにもその日は連休最終日。指定席なんて取れやしません。
大阪までの2時間半、足腰鍛えてきましたよ(運動靴でよかった!!)。




結論。


うん、もう二度と行かねえ

これから行く予定の人は、上にも書きましたがくれぐれも歩きやすい靴と服装で。
園内は相当広いです。長距離を歩けない年頃の子供連れはしんどいと思います。
有料ですが自転車(1、2、4人乗り)が借りられるので、これを利用すれば子どもを抱っこするよりは楽でしょうね。
あと、園内をぐるっとめぐる舟にバス、タクシーもありますので、うまく使えばなんとかなるでしょう。



販売物は全体的に高めです。
そういう点でもファミリー層、学生グループよりも金銭的に余裕がある熟年層が目立ちました。
雰囲気が好きなら年間パス(妙に安い)を手に入れてリピートするのもいいんじゃないでしょうか。



ま、私はもう行きませんけど。